世界各国に比べて日本人は睡眠時間が短い
東京西川が運営する日本睡眠科学研究所サイトでは「世界の平均睡眠時間OECD(経済協力開発機構)国際比較調査2014年」の結果を見ることが出来ます。それによると1位:9時間22分(南アフリカ)、5位:8時間36分(アメリカ)などに比べて日本は28位:7時間43分となっていて、世界各国に比べて日本人は睡眠時間が短いことが分かります。
世界各国と日本人の睡眠時間の比較について参照:東京西川 日本睡眠科学研究所
睡眠負債によって起こる身体への影響とは?
睡眠負債によりまず影響を受けるのは脳の機能です。脳機能が低下することによって集中力の低下、注意力散漫などの影響が出ます。また、睡眠中に除去されるはずの脳内のゴミ「アミロイドβ」が溜まって認知症になりやすくなると言われています。免疫力の低下も引き起こし、がん、糖尿病、心臓病などの発症リスクも。さらに睡眠負債はホルモンバランスを乱しますので太りやすくなり、自律神経のバランスも崩れることで体だけでなく心にも大きな影響を及ぼすのです。
睡眠負債が溜まりやすい眠りの4タイプ
心身共に大きなダメージを受ける睡眠負債。あなたはそんな睡眠負債に陥っていませんか?自分の眠りのタイプをチェックして、睡眠負債が溜まりやすい眠りかどうか確認してみましょう。睡眠負債が溜まりやすい眠りの4タイプとセルフケア方法をご紹介します。
1.眠らなければというプレッシャーで眠れない人
質の良い眠りが大事なことを理解しているが故に、眠らなければと自分にプレッシャーを与えてしまい逆に眠れないという人も。このタイプの人は、午前中に眠気が残っているかどうかを確認してみて、もし無ければ睡眠は足りていると自信を持ちましょう!通勤電車の中でうたた寝などが出来ている場合もあります。まずは昼間に体をたくさん動かして夜は自然と眠くなるようにしたり、気になる時計の音を遠ざけて物理的に環境を整えたりしてみましょう。