人間の体内時計とは?

24時間を刻み続ける体内時計

人間の体の中には「体内時計」というものがあることは良く知られています。体内時計があるおかげで、私たちの体は夜になると眠くなり、朝には目覚めるというパターンで日々エネルギーを充電することが出来ているのです。この体内時計は、体中の各器官に存在する「時計細胞」により24時間をカウントすることが出来ていると言われています。実は、全身にある時計細胞が刻んでいる時刻はバラバラで、それらをまとめているのが脳の視交叉上核(しこうさじょうかく)という部分にある標準時計なのです。福島県・佐賀県にある標準電波送信所から標準時刻を受け取る電波時計のシステムとそっくりではないですか?

体内時計の仕組み

視交叉上核は約1万6千個の細胞から成り立っている部位であり、ちょうど視神経の近くにあることから光にも良く反応し、正確な時を刻み続けます。この体内時計の仕組みは、

体を動かすエネルギーが必要な日中は体温を高く保つ

夜には体と脳を休め充電させるために放熱

入眠ホルモンと呼ばれるメラトニンの分泌

朝には覚醒を促す副腎皮質ホルモンの分泌、体温上昇

となっていて、このサイクルを無視して夜更かしなどをすると体が疲れやすくなります。

理想的な睡眠時間とは?

さまざまある理想的な睡眠時間の考え方!

あなたはいつも睡眠に何時間充てていますか?また、理想的な睡眠時間とは一体どのくらいのことを指すのでしょうか?専門家の間でもいくつか説があるようですので、調べてみました。