就寝時に快眠を得るための正しい姿勢とは?

あなたはどんな姿勢で眠っていますか?

寝る姿勢は人それぞれ
質の良い睡眠を得るためにはどんな姿勢が正しいのでしょうか?「きれいな立ち姿がそのまま仰向けになった状態が良い寝姿勢である」という説もあります。また、「睡眠中に体のどの部位にも負担がかからない姿勢が理想である」とも言われますが、重力があるためどうしても体のどこかには体重がかかることになりますので難しいですね。横向きで手を顔の横に置くと眠りやすい、朝起きたら首が痛かったから変な姿勢で寝ていたかもなど、人によって睡眠中の姿勢や熟睡度は本当に様々ですので、結局はあまり姿勢に拘る必要はないと言えるでしょう。

大事なのは姿勢よりも寝返りしやすい状態かどうか
人は寝入りから朝目が覚めるまで通常20~30回は寝返りを打っているそうです。これは体重が体の特定の部位にのみかかることを防いでいるのです。また、ノンレム睡眠・レム睡眠が切り替わる時に寝返りを打つことで眠りが妨げられないようにという役割も果たしています。狭いところで寝返りを打てないまま朝を迎えた時に感じる疲れは、快眠出来ずに疲労回復が出来なかったということです。快眠のために大切なのは寝る姿勢ではなく、寝返りをしやすい状態かどうかなのです!

一般的な眠りやすい姿勢は3種類

一般的に多い寝姿勢3種類と、それぞれの快眠ポイントをご紹介します。

1.仰向け
顔と身体を上向きにして寝る姿勢で、背筋が伸び、身体への負担が一番少ないです。舌の根元が喉へと落ちやすいため、いびきの原因になることも。背骨や首への負担を減らすためには、枕を高くし過ぎず、マットは硬めのものを選ぶのがポイントです。

2.横向き
体を左右のどちらか横向きにして、少し体を丸めて寝る姿勢です。いびき防止に良い寝姿勢だと言われています。快眠のためには、体が沈み込んで背骨が曲がり過ぎないようにすること。柔らかすぎるマットや高過ぎる枕は避けましょう。

3.うつ伏せ
体を下向きにして寝る姿勢です。息苦しくならないように、片方の膝を曲げて楽な体勢で寝るのがポイント。うつぶせ寝では枕が無い方が首に負担がかかりません。